テニス肘の症状・原因・治療法とは?整骨院での解決法
テニス肘という言葉を耳にしたことがある方は多いかもしれません。特に、パソコンやスマートフォンを頻繁に使う現代女性にとって、この症状は少なからず身近な問題となっています。肩や肘の痛みを我慢している方も少なくないのではないでしょうか?実は、テニス肘はテニス選手だけでなく、誰でも発症する可能性があるのです。
この記事では、テニス肘の症状や原因、そしてその治療法について詳しく説明します。また、整骨院で受けられる治療法についても紹介しますので、痛みを感じている方はぜひ参考にしてください。
1. テニス肘とは? 症状と原因
まず、テニス肘の基本的な理解を深めましょう。
テニス肘(外側上顆炎)とは、肘の外側にある筋肉や腱が過度に使われることによって炎症を引き起こす症状です。特に手首を多く使う動作を繰り返すことが原因となります。
テニス肘の主な症状
- 肘の外側に痛みがある
- 物を持ったり、握ったりする時に痛みが走る
- 肘を曲げたり伸ばしたりすると痛みが強くなる
- 前腕や手首にまで痛みが広がることもある
初期の痛みは軽度ですが、放置しておくと次第に悪化し、日常生活にも支障をきたすことがあります。早期に治療を始めることが重要です。
テニス肘の原因
テニス肘の主な原因は、手首や肘を繰り返し使うことです。テニスやゴルフなどのスポーツがよく挙げられますが、実はこれらのスポーツをしていない方でも発症することがあります。特に、パソコン作業やスマートフォン使用、家事などで腕や手首を酷使することが影響します。
2. テニス肘の治療法
テニス肘を治療する方法にはさまざまなものがありますが、症状や状態に応じた治療を行うことが効果的です。
2.1 休養と冷却
まずは、肘を休めることが最も重要です。過度に使ってしまった筋肉や腱を回復させるために、無理に動かさず安静にすることが大切です。また、痛みが強い場合には、アイスパックで冷却することで炎症を抑えることができます。冷却は1回15分程度を目安に行うと効果的です。
2.2 物理療法(ストレッチやマッサージ)
肘の筋肉や腱が硬くなると、痛みが悪化することがあります。そのため、ストレッチやマッサージを行って筋肉の柔軟性を取り戻すことが治療には重要です。しかし、無理にストレッチを行うと症状が悪化することもあるため、専門家の指導を受けることが理想的です。
2.3 整骨院での治療
整骨院では、専門的な手技療法や鍼治療、さらにハイボルテージ療法などが受けられます。これらの治療法は、痛みを和らげ、回復を早めるために非常に効果的です。
- 手技療法:筋肉や関節の動きを改善し、緊張を和らげることができます。
- 鍼治療:鍼は、筋肉や腱に直接刺激を与えることで、血行促進や痛みの緩和、炎症の抑制に効果があります。さらに、鍼を打つことで、身体の自然治癒力が高まり、症状の改善が早く進むことが期待できます。
- ハイボルテージ療法:高電圧の電気刺激を筋肉に与えて痛みを軽減する治療法です。深部まで電気が届くことで、筋肉や腱の治癒を促進し、痛みを和らげることができます。テニス肘による痛みや炎症が強い場合に特に効果的です。
3. 整骨院でできるテニス肘の治療
整骨院では、以下のような治療が受けられます。
3.1 丁寧なカウンセリングと個別対応
整骨院では、患者さん一人ひとりに対して詳細なカウンセリングを行い、症状に最適な治療法を提案してくれます。テニス肘の原因は個々に異なるため、症状や生活習慣に合わせた治療が可能です。
3.2 手技療法
手技療法は、筋肉や関節の状態に合わせて筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを改善する治療法です。テニス肘の場合、肘や前腕の筋肉が硬くなり、炎症を引き起こしていることが多いため、手技療法が有効です。
3.3 ハイボルテージ療法
ハイボルテージ療法は、高電圧の電気刺激を筋肉に与えて痛みを軽減する治療法です。深部まで電気が届くことで、筋肉や腱の治癒が促進され、痛みの改善が期待できます。テニス肘による痛みや炎症が強い場合に特に効果的です。
3.4 鍼治療
整骨院での鍼治療は、テニス肘の治療において非常に効果的な方法です。鍼を使って、炎症が起こっている部位や痛みを感じる部分に刺激を与えることで、血行が促進され、痛みが和らぎます。また、鍼は筋肉や腱の深部に届きやすいため、痛みの原因となっている深層の筋肉や腱を直接的に治療することができます。
鍼治療には、痛みを和らげるだけでなく、自然治癒力を高める効果もあります。鍼が刺激を与えることで、身体の免疫機能や血流が活性化され、傷ついた筋肉や腱の修復が早く進むのです。テニス肘のような慢性的な痛みに対しても高い効果が期待できるため、多くの整骨院で取り入れられています。
4. テニス肘を予防するための生活習慣とは?
テニス肘を予防するためには、日常生活の中でいくつかの工夫を取り入れることが重要です。
4.1 休憩とストレッチ
長時間パソコンを使ったり、スマートフォンを操作したりすることが多い現代では、適度な休憩とストレッチが予防のカギです。手首や肘に負担をかけないよう、定期的にストレッチを行いましょう。
4.2 正しい姿勢
パソコン作業や家事をしているときは、姿勢にも気をつけましょう。肘を無理に曲げた状態や、手首を過度に曲げた状態で作業をすることが、テニス肘を引き起こす原因となります。作業中の姿勢を見直すことで、肘への負担を軽減できます。
4.3 運動前の準備運動
スポーツをする前には、しっかりとウォーミングアップを行い、肘や腕の筋肉をほぐしておきましょう。これにより、テニス肘の予防に繋がります。
5. まとめ
テニス肘は、肘や前腕を使いすぎた結果、炎症を引き起こす症状です。しかし、適切な治療と予防を行うことで、改善することができます。整骨院では、手技療法やハイボルテージ療法、鍼治療などの専門的な治療を受けることができ、テニス肘の痛みを和らげることができます。
日常生活での休養とストレッチを心がけ、肘を無理に使わないことが予防に繋がります。痛みが出たら早めに治療を受けることが大切です。痛みを取り除き、快適な生活を取り戻しましょう。